毎週末は敦子の行くのが、日課となっていた。
年末も喧嘩したが、昨夜は私が分からないなりに1ヶ月以上時間をかけて作った不動産HPが完成間近となったので誤字脱字や言い回しなどの推敲をお願いしていた。
家に着くなり、ビールを呑みながら推敲をしている。
自分のノートパソコンで不動産HPを一言一句読みながら、修正点をExcelにコピペしスクショを貼付。スクショを何枚も貼り付けると低スペックの5万のノートパソコンなのでフリーズする。
摩耶堂で使っているノートパソコンは20万らしい。価格差にして4倍だ。勿論スペックも違う。当たり前である。同じスペックなら5万のノートパソコンで十分だ。
酔いはじめ、フリーズを繰り返し最後はシャットダウン。修正点をExcelにコピペしスクショを貼付たデータは消えた。
何をやっているのか。。。。
私が、分からないなりに、ここまで出来た事を知らないのならわかる。
私は毎夜HPばかりして、何が正しくて何処が修正点なのか分からなくなってしまったので「助けて欲しい」と頼み、敦子は快諾してくれた。
なのにビールを呑みながらやっている。
真剣さが微塵にも感じられない。
私が真剣に作ったHPを、呑みながら推敲している。
寒いので先に風呂へ入った。後で敦子が入ってきて、身体を洗って出て直ぐに洗濯機のSWをonに回した。
反対の立場なら、バスタオル1枚か2枚で身体を拭き終わってから洗濯機のSWをonに回すように言う。
私はダメで、自分は良い。その理由を聞くと
「洗濯物が多く、洗濯機が回らないと思った」
そう言いながら、洗濯機は快調に回っている。バスタオル1枚や2枚増えたところで問題無い
エレベーターに例えると、定員オーバーだと思っていたが、実は定員オーバーではなかったのと同じだ。
敦子は個人的感覚で判断し喋る。色決めも色の好き嫌いも全て個人的感覚だ。個人的感覚が悪いわけでは無いが、個人的感覚の度合いが過ぎると支離滅裂なことが多発する。言っている事とやっていることが全然違うのだ。
これはアホ客とおなじだ。
私は敦子の事が大好きで結婚まで真剣に考えていた。
でも個人的感覚の度合いが強すぎてアホになることが多く、仕事でアホ客は利益の為に我慢できるが、婚約者がアホでは我慢はできない。
婚約者なら少しでも意識して気を付け直して貰いたい。このことを何度も言って、その都度の返事は良いが言うのは簡単でやるのは難しい状況が何度も続いており、一向に改善されない状態が続いていた。
風呂を上がって暫くすると、私は敦子の苦しい言い訳にキレた。
私が真剣に作ったHPを酒を呑みながらしていたわけだが「喉が渇いたので缶ビール1本しか呑んでいない」と言い出す。
アホだ。一滴でも呑んだら一滴も1本も同じだ。
だけど敦子の思考では「0.1mlと350mlは同じで350mlはセーフで呑んだとは言わない」
なら摩耶堂で喉が渇いたら缶ビール1本を呑むのか?この問いにはNoだ
喉が渇いたら缶ビール1本呑んで飲酒運転しても良いのか?この問いにもNoだ
婚約者が真剣に作ったHPを推敲するときは、喉が渇いたから缶ビール1本はOKだ
この考え方は、資材置場のおばあさんと全く同じだ。田んぼが草ボウボウで近隣から田植え前に除草の要望があっても高齢を理由に断る。近隣の方も「高齢なので無理も言えない」と諦める。だが高齢になり少食になった。食べ物を廃棄するのがもったいないと考え、田んぼに残飯を放置し肥料だと言い始める。少しでも役に立てばとの考えなのだろうが、田んぼは草しか生えておらず近隣からは苦情が来ている状態なのに、これ以上草に栄養を与えてどうすのか?まったく論理が理解できない。
今まで何度も資材置場のおばあさんの事を敦子に話した。その都度うなずいていた。
うなずき=理解した ではなかった。うなずきは聞いてますよの相づちだった。
すなわち、全く理解していなかったのだ。
資材置場のおばあさんと、喉が渇いたから1本呑んだを、同じ問題として捉える事が出来ないのだ。言い換えると想像力が乏しいとも言える。
これはアホ客の共通事項である。
この時点で、敦子とは別れる決心をした。
先日トイレを5万で交換した。
婚約者だから原価でした。
だがアホ客となると話は違う。通常は15万+消費税だが、アホ客は20万+消費税 だ
翌朝敦子は銀行へ行き17万出金し、私は領収書を発行した。
敦子にラインのブロックと着信拒否するように言ったが断ってきた。
アホと感情的に話しても時間の無駄なので、私は帰った。
2019年9月1日にマッチングアプリで出会い、2026年2月1日に分かれた
初日を含むと
- 日数2,346日
- 週数335週+1日
- 月数77ヶ月+1日
- 年数6ヶ年+154日
- 年月数6ヶ年+5ヶ月+1日
こうやって見ると、長い年月を共にしてきたんだとしみじみ思う。
でもアホとはこれ以上は無理だ。
敦子のことを忘れる努力をしよう。
さよなら敦子。いままでありがとう。
